眉毛 was born

小学1年生の時、母に隠れて眉毛を剃った。

だってかわいくなりたかったんだもん。

眉は不自然に消え、母に怒られ、担任からは「目に当たらなくてよかったですね」というコメントをもらった。

中学生の時、「かもまゆ」というあだ名をつけられた。
太いアーチ型で左右がうっすら繋がっている眉が、カモメの飛んでいる姿に見えたからだ。 

高校生の時、前髪を自分で切って「オンまゆ」にした。
三戸なつめちゃんになるつもりが、クレラップの子になった。
このように私は眉毛に翻弄される少女時代を過ごしてきた。

そして大学生。「眉は顔の印象の9割」と聞き、
眉毛を整えてみようと思い立った。
余分な毛をカミソリで剃ってみるも、いまいちパッとしない。
一念発起し、眉サロンに行くことにした。
向かったのはネットで評判の良かった「アナスタシア」。
初回は4,800円+税。正直高い。
だが、これで顔の印象の9割の成功が手に入ると思うとためらいはなかった。
綺麗なお姉さんにカウンセリングをしてもらい、なりたい眉の形を伝える。
石原さとみみたいな平行眉になりたいです。」
「平行眉は骨格から浮いてしまうので描きにくく不自然になってしまいます。お客様の骨格に合わせたアーチ型が自然で描きやすいです。」
なんと、日々の手入れも見越して提案してくれる...!
9割石原さとみになる夢は絶たれたが、日々のメイクの楽さを重視して
自然な眉にしてもらうことに。

眉毛の形を決め、濃く印をつける。
鏡を見て確認...

イモトだ。
そごうで5,000円払ってイモトメイクをされる女子大生。心配。

印の付いていない部分にワックスを塗り、乾かして剥がす。
ペリッと剥がされて若干痛かったが、毛穴の汚れも取れた気がして気持ち良かった。

細かいところを整え、眉メイクも教えてもらい、
ご丁寧にカウンセリングシートまでいただき終了。
イモトの面影は消え、美眉が生まれた。
眉毛ボーンちゃんからの卒業だ。大満足だった。

 

アナスタシアのお姉さんには

・眉の上側は剃らないこと
・極力、眉用ハサミで処理すること
を教わった。

アイブロウをタッチアップしてもらったクリニークのお姉さんには
・眉頭は鼻の延長上にとる
眉山は鼻と黒目の外側の延長上にとる
・眉尻は鼻と目尻の延長上にとる
という3点連結法を教わった。

さらにTwitterで得た本質情報が
眉山→眉尻の角度は目尻と平行にすること
(横顔がすっきりして見える効果)
・眉頭は薄く、眉尻は濃くパウダーをのせること
(立体感が出る効果)
である。

このようなノウハウをフル活用して、今も納得の眉を保っている。
もう眉毛には翻弄されないぞ!

 終